ICONIC AWARDS 2015受賞セレモニー

ICONIC AWARDS 2015 受賞セレモニーが公式ウェブサイトにアップされました。ビデオを見ながら良かったなぁと思い起こしていると、他の受賞者の皆さんは凄い作品を出品しているのが改めて感じています。到底太刀打ち出来ないようなアメージングワールドを創り出している人もいます。


当日は他の人の作品を鑑賞している暇がありませんでしたが、注意して見てみると名詞交換をしたフランス人のデザイナーを見つけました。とても美しい作品でもっと色々なことを聞けば良かったと後悔しています。メールでも出そうかなと思い始めています。
ロンドン在住の韓国人女性建築家とはメールやFacebookでのやり取りを既にしています。ビデオの中盤から後半にかけて登場するメガネをかけた女性です。後で知ってびっくりしたのですが、彼女は凄い才女でMITとハーバードを卒業し、カルフォルニアThom Mayne のMorphosis、スイスバーゼルのHerzork & De Meuron(北京オリンピックの鳥の巣を設計)に在籍経験のある実力者でした。しかも、昨年私が入賞したニューヨークArchitizerのコンクールで彼女は世界一!を受賞しています。そんな彼女から、ひょっとしてニューヨークのセレモニーでは会っていたんじゃない?と言われました。(いえいえ、私は特別賞で8位でしたので行っておりません・・汗)
とにかく、世界中に私の知らない才能溢れる建築家やデザイナーが数多く存在していることをダイレクトに感じられる機会で、本当にモチベーションを上げて頂いています。この様な経験は単なる思い出に留まらず、日頃の仕事に大きな影響を与えます。ありとあらゆる範囲の設計で、決して諦めず、爪の先程でも良くなる様に努力します。実は建築をつくる上でその様な動機はとても重要です。賞をとる為ではなく、良い建築をつくろうと本気になって完成まで誠実に仕事ができるようになります。(賞は、取ろうと思ってつくっていても取れません。。)
おそらく昔の建築家やデザイナーは、この様な機会を得るには少ない情報から見つけ出し直接本人の事務所に訪問していたことでしょう。その行動力は敬意を表しますが、今の情報化社会の中で仕事をするものとして、このアドバンテージを最大限に活用し、またこの様な機会が得られるように自分の作品を積極的に送り出したいと考えています。
海外の建築家やデザイナーとの交流は、このように私の建築の中枢神経を刺激し、明日の仕事の励みになっています。
追伸、そんなことを考えている最中、今度は中国から吉報が来ました。近々報告します。