オフィスランドスケープ

オフィスランドスケープとは?

オフィスランドスケープとは1970年代に登場したオープンスペースを基調としたオフィスのデザインコンセプトの一つです。固定的な間仕切り壁で仕切ることより可動パーテーションや家具で間仕切りとし、空間の一体感を感じやすく広々とした執務空間をつくりだすことができます。今回はオフィスランドスケープについてご紹介します。

1. 働く人が中心のデザイン

オフィスランドスケープの考え方は、働く人たちの心地よさやコミュニケーションの促進を重視しています。作業スペースは従業員の仕事の内容やチームのニーズに応じて柔軟に変更可能となるよう計画することが図られます。様々な立場、部署の違い、利用時間や必要設備の違いなどを考慮し、使いやすくそして何より効率よく業務が進むよう配慮されて計画されます。

2. オープンスペース

部屋やパーティションで分割されることが少なく、開放的な空間が特徴です。視線が遮られないことでコミュニケーションが容易となり、チームの協力やアイデアの共有が促進されます。

3. 自然な要素の導入

観葉植物や水、自然光などの自然要素を取り入れることで、快適な環境を作り出すことが図られます。そうすることで働く人のストレスを軽減し、クリエイティビティを高めると言われています。

4. アクティビティベースのワークスペース

仕事の内容や目的に応じて、最も適したスペースを選んで利用できるよう工夫されています。例えば、集中が必要なタスクのための静かな個人ブースを設けたり、チームでのディスカッションのためのミーティングスペースなど、さまざまな活動に対応したスペースが設けられます。

5. 技術の統合

最新のテクノロジーを取り入れることで、効率的で快適なオフィス環境を追求します。社内の共有サーバーを整備することで共有スペースの空き状況を確認したり、ペーパーレス化を進めることで書庫への移動を省き効率的な業務環境となるだけでなく書庫そのものに必要であったスペースを業務スペースに充てることができるようになります。室内環境についても利用者の有無や密度に応じた照明、空調の稼働調整を可能にするなどの技術を取り入れることで管理しやすいオフィス環境とすることができるでしょう。

6. 柔軟性

オフィスのレイアウトや家具は、組織の成長や変化、新しいスタイルに柔軟に対応できるようにデザインされます。利用形態に応じてデスクの配置形式が変更可能であるようにOAフロアとされることが柔軟なプランを可能とする基本的な手法です。フリーアドレス制を導入し、固定的な席によらず、どこでも同様に業務ができるような働き方を採用する場合は建築計画もそれに応じて執務家具、照明、通信設備などを整備することが図られます。

オフィスランドスケープの考え方は現代のオフィスデザインに大きく影響を与えており、特に新しいワークスタイルやテレワークの普及に伴い、必要とされる考え方といえるでしょう。

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