東京都渋谷区の17カ所の公共トイレを生まれ変わらせるプロジェクト「THE TOKYO TOILET」や、中国・青島にある「Atour Village」という高さ7メートルの白い壁で仕切られたガラスの天窓がある公共トイレは、従来の公共トイレの暗くて不衛生なイメージを、デザインによって払拭しました。単に見た目が美しいというだけではなく、そこに「コミュニケーションの場を作る」「防犯上の安心感を与える」「多様な利用者に配慮し、各ニーズに対応する」といった意義を持たせています。
図書館や博物館のような大規模な公共建築だけでなく、このような小規模な公共施設にもデザインは重要な役目を果たしてくれるのだと感じます。