イギリス人ミュージシャン、Newton FaulknerのDream Catch Meという曲があります。
2007年発表のこの歌は 彼の名を全世界に広めました。白人のレゲエ頭で、アコースティックギターをスゴテクで弾いています。腕には2億円の保険が掛けられているとか、あの Jimmy Pageがファン(Jimmy Pageのほうが彼のファン!!)とか逸話は色々あるにしても、今日は彼を紹介するというのではありません。そのタイトルのDream Catch Meのほうに注目してみます。
私は聞いた当初、歌もさることながら何気にそのタイトルに惹かれました。というのもDream Catch Meは何故Dreamが主語なのか?というところです。私のこれまでの発想では、I Catch Dream 私が夢を掴む、で、そうではなく逆に夢が私を掴むと言っているからです。そもそも西洋人的発想は、我々日本人とは逆なのかもしれません。Dreams Come Trueも夢自体がこちらに来ていますね。外国人に聞いてみたいです。アメリカ人は?南米の人は?ヨーロピアンは?夢自体の定義がそれぞれ違うのだと思います。それぞれの場所や歴史によって違いがありそうで興味があります。
これまでの日本の社会では一生懸命に努力をしていれば、夢はいつか叶うと教えられてきたような気がしてます。でも実際はそうではありません。本当に望むようになれる人はほんの僅かです。努力をした人皆が叶えられるのかというと、そうじゃないのが現実です。大抵の大人ならそう言いますよね。それを思ってか、Dream Catch Meは夢のほうから掴みに来るわけです。それを考えてみて私は何だか腑に落ちました。やはりそれが正解なんだと思います。
でも、何も努力をしていない人には夢は来ないような気がするし、努力が先の未来を切り開くようなイメージは根本的に間違っていないような気がします。色々考えると日本人のI Catch Dreamは人を能動的に動かせるとても良い言葉だと思いました。だって、そちらのほうが夢があるじゃないですか!!
夢は自分から掴む or 夢が自分を掴む。皆さんはどうお考えでしょうか?そう言えば、インディアンのDreamcatcherは完全に夢が来るのを待っている形状をしていますね。これ関係無い??(笑)インディアンの歴史を紐解けば何かが分かるかもしれません。