排水トラップ

排水トラップの種類と役割、臭気対策について

排水トラップは、排水口に近い排水管途中で配管がいろいろな形に湾曲し、そのなかに封水とよばれる水を満たすことで室内に排水臭や害虫が入り込むのを防ぐための重要な役割を果たします。トラップにはいくつか形状があり、それぞれに特有の役割と利点があります。今回は排水トラップについてご紹介します。

1. Pトラップ

Pトラップはその名前の通り、"P"の形をしています。実際にはPが90度倒れた形で設けられます。このトラップの設計の主な利点は、排水が水封部を通過した後、上方へ向かって流れることです。これにより、臭いなどが室内に逆流するのを効果的に防ぐことができるようになっています。トイレや洗面所、キッチン、浴室の排水管に使われています。

2. Sトラップ

Sトラップは水封部が深く、臭気の逆流をさらに効果的に防ぐことができます。正面からみてもS字とは気づきにくいのですが、排水管を横から見るとS字になっていることが見つけやすいかもしれません。排水が上から流れてきてS字カーブとなっている封水部分を超えて下方へ排水されます。こちらもトイレや洗面所、洗濯排水部分や浴室にも多岐にわたり採用されています。

3. Uトラップ

これは最もシンプルな形状のトラップで、封水部分が短いため、他の形状に比べてガスの逆流を防ぐ効果はやや劣るという難点があります。封水部分が短く浅いため汚れが溜まりやすく、水のトラブルが比較的発生しやすいためPトラップやSトラップを設けられるほどスペースがない場合などやむを得ない場合に候補に挙げることが望ましいとされています。

4. ボトルトラップ

狭い空間や洗面台のような場所でよく使用されるトラップです。省スペース性に優れています。排水口からの管の先にボトルや碗状の封水機構が接続され、臭気を逆流を防ぐ役目をしています。

トラップの主な役割は、排水管に流れ込む水を一時的に貯めることで、下水や排水からの悪臭が建物内に逆流するのを防ぐことです。また、トラップにたまった水は害虫の進入も防ぎます。 排水口からの臭いが気になる場合、この封水部分の水が無くなってしまっていることが第一に考えられます。その場合はゆっくり水を排水口へ注いで封水を復活させることで解決すると考えられます。臭気への対策としては排水管の洗浄やその先の排水桝の清掃も定期的にすることが重要ですが臭いが気になる場合、トラップ内の封水切れを想定し、水を注いで様子を見ることが簡単にすぐできることですのでおすすめいたします。長く解決しない場合は専門業者へ相談してみるとよいでしょう。

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