建築の業界では技法や部材に対して正式名称とは別に様々な通称があります。 今回は数多の建築用語の中でもちょっとおいしそうな言葉を例に挙げてご紹介します。
だんご

だんご はコンクリートなどの面にせっこうボードを接着する際に用いられる接着剤のことです。
コンクリート面へボードを直貼りする際、この接着剤を横100㎜x縦150㎜x25㎜ほどのサイズで所定の間隔を守り塗りつけます。その接着剤の塊がだんご状であることから現場ではだんごと称されています。
ボードを基礎や壁面に固定し、安定性を確保する役割を果たします。
キャラメル

キャラメル は鉄筋コンクリート工事において床の施工時に使用されるスペーサーのことです。
鉄筋の被り厚を確保するための材料で鉄筋の下に配置され、コンクリートが注入される際に鉄筋とコンクリート表面の間に適切な間隔を確保する役割をしています。鉄筋の被り厚は、鉄筋の保護やコンクリートの剥落防止、強度を確保するために重要です。キャラメルと称されるこのスペーサーを使用することで、鉄筋とコンクリート表面の間に一定の被り厚さが確保され、鉄筋コンクリートの耐久性や構造の安全性が確保できるようになります。
ドーナツ

ドーナツ は鉄筋コンクリート工事において柱や壁などの施工時に使用されるスペーサーのことです。
さきほどの キャラメル が床に使われるのに対し、ドーナツ は柱、壁の配筋工程で鉄筋の被り厚を確保するために設けられます。構造の強度や耐久性の確保のために正しく鉄筋と型枠の間に間隔が設けられているかを確認しやすくする役割があります。ちなみに必要とされる被り厚の寸法は部位ごとに異なる場合が多く、それに応じて判別しやすいようドーナツには様々なサイズがあり、目視しやすいよう色分けされた種類があります。
いかがでしたでしょうか。建設現場内では時折、おいしそうな用語が飛び交っていることを想像していただき、面白いと思ってもらえたらうれしいです。

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