建築計画の上で環境負荷に配慮することは非常に重要です。”省エネ対策”とよく表現されますが消費エネルギーを抑え、それでも消費してしまう分を太陽光発電などの創出エネルギーで補うことで環境負荷を減らそうという考え方があります。
事務所建築において省エネルギーに留意するポイントは以下の通りです。
1.断熱性能
断熱材を適切に選定し、外部からの熱負荷(暑い、寒い)を室内に侵入させないようにすることで、室内の温度を安定させ、空調負荷を減らすことでエネルギー効率を向上させます。
2.高効率な照明
LED照明や自動制御システムを導入し、節電効果を高めます。タイマー設定や人感センサーなど自動制御システムとなります。また、自然光を最大限活用するために、窓や明かり取りを設けることも重要です。
3.空調システムの最適化
高効率なエアコンや熱交換機を使用し、エネルギーの消費を抑えることができます。また、室内の温度制御やタイマー機能の活用も効果的です。
4.遮熱対策
外壁や屋根の遮熱材を使用することで、夏季の冷房負荷を軽減し、冷房のエネルギー効率を向上させます。また、窓に庇やルーバーを設けることで夏季に室内への太陽光の直射を抑えられ、こちらも遮熱対策となります。
5.再生可能エネルギーの活用
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを導入し、建物内の電力需要を一部賄うことで、電力消費量を削減できます。
6. エネルギーモニタリングシステム(HEMS、BEMS)
建物内のエネルギー使用量を計測し、モニタリングすることで、省エネ性能や成果を把握し、対策を講じることができます。
BEMSとはBuilding Energy Management System
HEMSとはHouse Energy Management System の略称です。
これらのポイントに留意することで、事務所建築の省エネルギー化を図ることができます。ただし、具体的な建築計画においては、建物の特性や地域の気候条件などを考慮しながら、より適切な省エネルギー策を検討することが重要です。
