多機能トイレ

トイレのバリアフリーポイント1  

トイレは衣服の脱着があり、生理的な用途であることからプライバシー性の高い空間となります。
今回はトイレのバリアフリーデザインのための留意点をご紹介します。

1.広さ

トイレは車椅子の利用や移動に適した広さとアクセスを確保する必要があります。個室は車椅子の転回が可能なスペースとして有効内寸150センチ以上確保することが必要です。これは最低限確保したい数値であり、利便性を考慮するとできるだけ広くスペースを確保できることが望ましいといわれています。

2.てすり

安全に車椅子と便座の間を移動できるよう体を支えるため適切な手すりが必要です。また、手洗器のそばや男性用便器の上にも設けることがあります。トイレ空間、設備に合わせて適宜設けることが必要です。

3.手洗器

車椅子の足が当たってしまわないよう足元にキャビネットがないオープンになっている機器を選定する必要があります。

4.配置

身体が不自由な方の利用では利用時間や出入りに要する時間でさえも長くなることが想定されます。利用者が気兼ねなく安心して使えるよう配慮し、トイレの場所はメインスペースに面さず、十分な幅を確保した通路を介したところに配置するなどの工夫をするとよいでしょう。

これらのポイントを考慮することで安心して使いやすいトイレとなるでしょう。

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