オフィスエントランス

オフィスのメインエントランス  バリアフリーポイント  

今回は事務所建築でのバリアフリー設計として留意すると良い点のうち、建物の主たる出入口部分、すなわちメインエントランスについてご紹介します。

1.出入口の視認性

出入口は道路から見やすくかつそこまでの経路が安全に支障となる段差などの障害物なく行けるかを視認できるようにする必要があります。

2.出入口までの経路

車の経路と歩行者、車椅子のアクセス経路を分けることが重要です。この計画手法を歩車分離といいます。また、歩行者用経路に段差がある場合、段差のないスロープにするか、階段とその近くにスロープを併設するかたちが望ましいでしょう。

3.出入口

建物の主たる出入口は混雑させず、安全にすれ違えるよう十分な広さを確保する必要があります。
車椅子がすれ違うことを考慮すると有効開口幅で1.8mあるとよいでしょう。そのような広い開口を確保することが難しい場合、風除室やエントランス前の軒下、庇下の奥行きスペースを十分確保し、待機スペースとするとよいでしょう。

これらの考慮点に基づいて計画することで訪れやすいエントランスとすることができるでしょう。

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