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「CLT(Cross-Laminated Timber)」と「RC造(Reinforced Concrete construction)」の違いとは

CLT(Cross-Laminated Timber)はコンクリートに代わる新木材として注目されていますが、そんなCLTはRC造(Reinforced Concrete construction)と比較してどんな違いがあるのでしょうか。
CLTの構成要素は複数の木材層を交互に重ね合わせて作られた集成板です。一方、RC造は鉄筋とコンクリートで構成されています。
強度と耐久性に関しては、CLTは各層の木材が直交する方向に貼り合わせられているため、高い強度と耐久性があります。とはいえ木材ですので、鉄筋コンクリートに比べてやや劣る面はありますが、CLTは一般的な木質建材と違って大規模なオープンスパン構造や耐力壁としての機能を実現できます。一方、RC造は鉄筋の引張り強度とコンクリートの圧縮強度を組み合わせることで、強度と耐久性を兼ね備えた構造を形成しています。
施工のスピード感に関しては、 CLTは工場で事前に製造されたパネルを現地で組み立てるため、施工期間を短縮することが可能です。一方、RC造は鉄筋の組み立てやコンクリートの流し込み、養生などの工程が必要であり、施工にはより長い時間がかかる場合があります。
環境への影響については、木材を材料とするCLTは、再生可能な資源であり、環境への影響が比較的少ない建築構造です。一方、RC造はコンクリートの製造には大量のエネルギーと天然資源が必要であり、環境への影響が大きいとされています。
耐震性と耐火性では、 RC造は鉄筋とコンクリートの組み合わせにより、強力な耐震性を持つ建築構造です。また、コンクリートは耐火性が高い特性を持っています。一方、CLTは木材でありながら適切な設計や防火処理を施すことによって耐震性と耐火性を向上させることができます。
このようにCLTにはRC造にない、持続可能社会の実現に向けた新たな可能性が秘められているといえます。

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