CLT(Cross-Laminated Timber)は、比較的新しい建築材料であり、20世紀後半から開発・利用が進んできました。
CLTの開発が始まったのは1990年代で、主にオーストリアやドイツで開発が行われ、複数の木材層を交互に貼り合わせる方法を研究し、CLTの基本的な構成を確立しました。
1995年頃にはさらなる開発と研究が進み、プロトタイプの製造と評価が行われました。木材の層を接着剤で接合する技術により、CLTの強度と安定性が向上しました。
そこからCLTは商業的に利用されるようになり、オーストリアやドイツなどのヨーロッパ諸国を中心に、住宅や商業施設などの様々な建築プロジェクトでCLTが使用されました。CLTの製造技術や設計手法が改善され、効率的な生産が可能となると、カナダ、アメリカ、オーストラリア、日本などの国々でもCLTの需要が増え、木造建築の持続可能性と設計の自由度の高さから高層木造建築物や大規模な公共建築物プロジェクトなどにも利用されるようになりました。
CLTの歴史はまだ浅いものですが、その持続可能性、耐久性、設計の自由度などの特徴から、世界中で注目を集めています。今後もCLTの研究や技術の進歩による木造建築の新たな可能性が期待されています。
