今回は、日本における大規模なリノベーション建築を紹介していきます。
東京ステーション(東京都千代田区)
東京駅は、明治時代に建設された歴史的な駅舎ですが、2003年に重要文化財に指定されて以降大規模な改修工事が始まり、2012年に完成しました。このプロジェクトでは、既存の建物を保存しながら内部を近代化し、新たな商業施設やオフィススペースを追加しました。また、駅周辺の都市環境も改善され、交通の利便性や利用者の快適さが向上しました。
兵庫県立美術館(兵庫県神戸市)
兵庫県立美術館は、阪神淡路大震災で被災した兵庫県立近代美術館を継承する形で、大震災からの「文化の復興」のシンボルとして2002年に開館した美術館です。建築家安藤忠雄により前面の海に接するなぎさ公園と一体化して設計されました。 館内は通路が巡らされ、建物そのものを鑑賞の対象とするような空間で構成されています。延床面積約2万7500平方メートルという西日本最大級の規模を誇り、美術作品の展示だけでなく、様々な芸術の融合の場として設計された建物は、単純明快な構成の中での複雑多様な空間体験を実現しています。特に円形テラスの螺旋階段は圧巻です。
日本では、公共施設のリノベーションが盛んに行われています。地域の魅力向上や住民の利便性向上を目指して実施されていますが、どのようなメリットがあるのかを次回説明していきたいと思います。
