トレーシングペーパー

先日、とある案件の最終図面をトレーシングペーパー (以下トレペ) に印刷し、提出してきました。いつもの普通紙への印刷と勝手が違い、手軽にやり直しできるものではないので、A2サイズのトレぺを汚さないように、折れないように、押印ミスしないようにと印刷の外注依頼、受取り、提出まで緊張しました。

その案件の提出要綱として、CADのデータ、A3サイズ白焼き (普通紙への印刷) に加え、A2サイズのトレぺ印刷したものを提出ということでした。トレぺ印刷が必要な理由はおそらく、この先施工の段階ではこのトレぺをA2の同サイズで青焼きしたものが図面として扱われるからでしょう。青焼きするにはトレペ印刷されたものが最適なようです。白焼きより青焼きの方が印刷代がかからず、参考に調べてみると青焼きの方が白焼きの1/4程の価格でした。なるほど、数十枚、数百枚も印刷する必要があるなら青焼きの方が低コストですね。その元となるトレペ印刷は結構なお値段だったんですが…。私自身はこの青焼き作業を経験したことはありませんが、図面は手書き、印刷は青焼きが主流だった時代は手間と時間がかかり、かつ、機械がよく詰まると聞きます。なかなか大変のようで、便利な時代の技術的恩恵に感謝しかないです。図面の扱い、特に提出には緊張感が必要だと思いますが、作成したCAD図をトレペ版として外注印刷したものを扱うだけでも不慣れで緊張しましたので手書き、青焼き時代の先輩方の労力、精神力といったら、比較になりません。尊敬。(手書きの図面を機械のエラーで台無しにするなんて考えただけでも生きた心地がしない。。)予想以上に時間がかかりましたが、1件完全にミッション終了(祝)!
喜ばしい話題をもう一つ。bandesign 事務所のドアにロゴが新調されました。カッティングシートにて製作。そのうちデスクや棚も新調される予定なので、新しい雰囲気に期待大です。折々バージョンアップする bandesign 事務所ですので新築、改修などお考えの方、いつでもお気軽にご連絡ください!
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