普段はブログ本文を書いてから、タイトルをどうしようか悩んでいるのですが、今回ほど早くタイトルが決まったことはありません。「22 kg 940」これが何を示すのか、一部の方にはすぐわかるのかもしれませんが、これは、屋根を構成する材料であるアスファルトルーフィングの呼称の一部です。アスファルトルーフィングとは普段、屋根の表面に見えている鉄板等と天井の間に有る防水の為の材料です。なので普段の暮らしの中では見えません。
例えばこんなものです。 「アスファルトルーフィングへのリンク」
前回のブログ Public Works でも書いたようにbandesignでは現在、公共施設の設計業務を行っていいます。その中で屋根の図面を書く必要があり、私は アスファルトルーフィング22 kg と記載していました。それを アスファルトルーフィング940 と記載を直すよう指示を受けまして、改めてこの2つの違いを調べた次第です。
結果、どっちも同じ意味でした!
まぁ、直すよう指示を受けたのには相応の理由がありまして、アスファルトルーフィング940 の方が日々進歩する材料とその規格の再設定のために新しく定められた現行の名称であること、且つこの業務の指針とされている「公共工事標準仕様書」の記載に合わせるのが鉄則、というのが理由でした。確かに、手元に有る仕様書(といっても数百ページの本)には 22 kg ではなく、 940 の方で書かれている。なるほど、そういうルールに則ってやることも公共の仕事をする上で必要なんだなとリアルに感じた次第です。つい最近書いていた公共案件ではない図面には22 kgの方で書いてました。それでもその実務と実際に建てられる建物の精度において支障なく滞りなく進んでおりましたが、工務店さんや、屋根メーカーさんの中では「あぁ940のことね。」なんて思われていたのでしょう。。今後は改善します!ちなみに、22 kgというのは製品一巻分の重さで、940というのは製品1㎡分の重さ(940 g )を示しているそうです!ほほ~なるほど~!頑張ります。