古民家カフェ

先日、古民家を改修したカフェに行ってきました。
年月の経った梁や柱がみせる室内の雰囲気がとても良い空間でした。

 
 
新築の家も勿論いいですが、このように長い年月を経て醸し出される雰囲気のある空間もいいと思います。高い天井の場所では解放感を感じたりその中空に見える梁がアクセントになり目を楽しませてくれました。低い天井の場所もそれはそれで落ち着く感覚でした。高低それぞれに居心地の良さを味わうことが出来ました。また目に留まったのは梁の溝に仕込まれた鉄筋棒。たわみを抑え、補強の役割を担っている隠し技です(隠れてないですね。。)。昔の家を受け継ぎ、大切に有効に使用されている例だと思います。現在 bandesign では古民家の改修案件が進んでおります。そちらは飲食店ではなく住宅としての計画です。住む為の空間としては断熱性、音のことなどを例として、機能や空間構成への考慮すべき点が店舗以上に多くなると感じます。それでもやはり長い年月大切にされてきた家ですので、今後もそれを活かし住み続けられるということはとても素晴らしいことだと思います。人の生活の仕方は変わっていきますが、それに合うように建物を調整し、長く使う方法はたくさん有ると改めて感じました。

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