Canary Wharf Station


イギリスの建築賞、LEAF Awards 2016 の Shortlist にbandesign の作品 Everlong が選出され、多忙な伴の代わりにセレモニーへ参加する為に、ロンドンへ行かせて頂いた時から早、二ヶ月が経ちます。師走ということもあり、日々があっという間に過ぎていってしまうと感じながら、今回はカナリーワーフ地区に有る建築のことを書きたいと思います。


 
地下鉄の駅であるカナリーワーフ駅は Foster + Partners  による設計です。今では金融街として高層ビルが立ち並ぶ場所ですが、この地区の再開発が始まったのが1990年頃で、その開発事業の一環として、こちらの駅も構想され、1999年に竣工しました。
地上からはガラスの天井と地下に降りるエスカレーターが見えるだけです。地下鉄を降りて改札を抜け、エスカレーターに乗るとガラスの屋根越しに青空が見えてきます。この金融街で働く多くの人たちが朝、地下鉄を降りて、いざ戦場…否、職場へ向かう際にこの空を仰ぎ見ると思います。視線が上向きになり、今日も一日頑張ろうと思えるような空間だと思いました。地下の空間は天井が高く、前述のガラスの屋根と同じようにアーチを描くコンクリートの天井はとてもきれいでした。
下のリンクにカナリーワーフ駅を紹介する動画が有ります。駅の様子がとてもよくわかります。
Canary Wharf Station

この駅のすぐそばに昨年、同じく Foster + Partners のルーフガーデンが完成しています。
屋上庭園となっており、誰でも入れるようになっています。その肝心な内部写真は…個人的な諸事情により撮れませんでしたので、下のリンクから見てみてください。Foster + Partners の方のコメント付きです。
Crossrail Place, Canary Wharf
この新しくできた建物の中に、ラーメン店の一風堂が日本から出店しています。1杯2000円也。ロンドン価格でした。

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