Tate Modern

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引き続きロンドンでのことを書きます。Tate Modern に行って来ました。以前は火力発電所だったとして使われていた建物の遺構を美術館に改装して使われています。設計をしたのは Herzog & de Meuron です。

今年の6月に、同じく Herzog & de Meuron  によって設計され、増築された Switch House もオープンしました。建物に入るとすぐにタービンホールという5階分も吹抜けている迫力ある大空間に至ります。
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この大空間が新旧の展示空間、Switch House と Boiler House とを繋いており、また来場者は各階展示室からエスカレーターホールに出ると吹抜けを通して見ることで自分が何処にいるのかわかるようになっていました。このタービンホールでは時期ごとに様々な作品が発表されているようで、私が訪れたときは、人が、寝ていました!寝転がってしばらくすると天井からスクリーンのようなものが床の近くまで下がってくるというインスタレーションでした。これから何が起こるのか、仕掛けへの期待を話し合う人や、広い美術館を見終わって疲れた人が休憩したり、フロアマップを広げてどのように巡ろうか計画する人達がおり、美術館で寝転りながら思い思いに過ごす自由さがいいなと思いました。せっかく来れた機会ですので、何もかもやっておきたいという気持ちで、私も参加し、暫く寝ていました。モネ、ピカソ、リヒターなど多くのアート作品を見られることに加え、なんといっても設計が Herzog & de Meuron ですので建築的な見どころも多く、一日中いられると思います。イギリスの美術館、博物館は大体が入場料がなく、収蔵品の写真撮影が自由であることも驚きでした。
力強さと流れるような美しさを感じる階段
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Boiler House (既存部分) と Switch Houseを繋ぐ4階のブリッジ
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Switch Houseの外装レンガが見せる光の演出
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