先日京都の伊根へ行って来ました。多くの方が想像する京都=古都のイメージとは違い、日本海側で京都の北部に位置する漁業が盛んな街です。目的は重要伝統的建造物群保存地区選定地と指定されているまちなみと、そこに有る舟屋と呼ばれる建物を見に行くことでした。
この舟屋の特徴は1階が門型で床の代わりに石敷きのスロープになっており、そこに舟を格納してそのまま海へ出て行けるようになっています。(ビルトインガレージの海版です。)海に面してこのような建物が連続して建てられており、その一連のまちなみがとても美しかったです。2階に居室が有りますがここは漁に使う道具を格納しているそうです。生活のスペースとして使っている場合もあるそうですが、通りを面して反対側に2階建ての主屋(しゅや)が建てられていて生活の場は主にそちらに有るとのことでした。
海側からこの舟屋群を見るための遊覧船も有りましたがあいにく強風のため欠航となり、海側からは見ることができませんでした。しかしその穏やかではない海と共存している建物、人の生活を見ることができました。(海は湾になっており、湾の前方に島が有るので緩衝の役割を果たし、普段の海は穏やかだそうです。)
また機会を見つけて訪れたい場所です。
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