仕事で岐阜へ行った際、通りから見えた大屋根に魅かれて帰りに寄ってみました。
可児市文化創造センターです。
駐車場に車を停めて施設へ歩を進めると驚きました。
L字型に配置された建物に囲まれたすり鉢状の広場が有りました。
日中暑かった為か中央の水場では子供が遊んでいたり、芝生で走り回っていたりと賑やかでした。
そして気になった大屋根の下は屋外テラスとして広場に向いてベンチとテーブルが設置されており、おしゃべりや読書、参考書とノートを広げて勉強をするなど思い思いの過ごし方をされていました。
建物内は劇場、音楽や映像のスタジオ、多目的室などで構成されていましたが、イベントがなくとも市民の日常の過ごし場所として賑わっているとてもいい施設だなと感じました。
この大屋根がつくるテラス空間は広場と建物内部を繋いでいて、一人でも、友達とでも、親子でも過ごしやすい自由で気持ちの良い場所だと思います。
住宅で言えば縁側、広縁のような空間がこの建物のテラスと似ています。そこは庭と繋がるくつろぎの場であり、住人とその友人や知人がカジュアルにコミュニケーションをとれる場だと思います。大きな屋根と庇の下、そんな空間をもった住宅にはきっと日常生活の中でいろいろな楽しみ方があるでしょう。偶然か巡り合わせか、今書いているプランにそんな空間が有ります。先がとても楽しみです。
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