メチャ遅い!!と言われてしまいますが、今更ながらワールドワイドウエブ(WWW)の威力を実感しています。
というのも、昨年の10月イタリアのサイトに私の作品が掲載されて以来、未だに各国から写真の提供依頼のメールがあります。せっかくなので全てに応えようとして写真送り続けています。(スタッフの山下がですが・・・山下さん有難う。)
これまでに色々なメールがありました。例えば、スウェーデン出身ロンドン在住のアーチストからは、Mirrorsについて鏡が持つ可能性を聞かれました。アーチストらしく思慮深く物事を観察しており、質問の内容も実にリアルなものでした。
私の返事が彼に満足してもらえたのかどうかは不明ですが、一生懸命に伝えようと努力しただけあって直ぐに返事がありました。今度自分の作品が完成したら見て欲しいとの返事でした。今は彼の作品が見れるのを心待ちにしています。(ロンドン行きたいなぁ~)
これまでの私の生活には、海外の情報を拝見する機会はありましたが、自分の情報を広める機会はありませんでした。何年も前からネット社会は存在して、それが可能であることは知っていましたが、ようやくWWWの本当の意味を知った気がします。
南米の人から来るメールは、少しアバウト(失礼!)でも楽しげで幸せそうな文面です。ロシアの人から随分とクールなイメージで送られて来ます。ドイツ人はカッチリ真面目なメールのやり取りでした。(バイアス?)
中国の人、台湾の人、韓国の人、イギリスの人、オランダの人、アメリカの人、それぞれ多種多様です。
何気ないメールのやりとりでも、通じた瞬間に嬉しかったり、温度を感じたりしませんか? 人は何かしら人と繋がって、それ無しでは生きていけない生物ですが、このWWWはそんな人間の普遍的な習性を完全に飲み込みながら波のように全世界に広がり続けています。でも、そのWWWの波に乗って自分を知らしめるというよりかは、そこから何かを得ることの好奇心のほうが強いですね。情報を発信し続けている人、案外そちらのタイプのほうが多いんじゃないかな?と思います。
今般の情報化社会は19世紀の産業革命以降の大きな革命と言われてます。
その共通点は技術革新が単なる技術の進歩に留まらず、我々の想像を遥かに超える許容度で社会構造まで変えたことにあります。誰しも欲っする普遍的なこと、人の営みとして必要な何かを確実に進めてくれる技術は人の生活を豊かにします。そんな技術は単なるツールに留まらず我々を飲み込みながらどんどん躍進するでしょう。建築は他のアートとは違って技術に基づいて構築されるものですから、何かの技術を創出することによって私の想像を遥かに超える豊かさを実現できる空間、若しくはシステムをいつか実現できないかと案外本気で考えています。(たいそれた発言ですな。。汗)
毎日デスクトップの上で仕事をしている関係上、やはりインターネットは欠かせないアイテム。雑務が多いこの職業、毎日の作業の全てがそのデスクトップの上で起こっています。突然大きなことを披露することはできませんが、何かと繋げ、考え、少しずつ頭の中で育てて行く、そんな日常を続けています。。
WWWに乗りながら。
追伸、写真依頼と同じく、インターンに来たいという海外の学生さんが増えてきました。今秋来るインド人男子と、台湾人女子の学生さんを検討しています。最近、英語がどんどん衰退して、既に瀕死の状態なので復活させる良い機会です。いや~、そもそも英語力なんてなかったのでリスタート(やり直しですね)のつもりで頑張りま~す。真っ先にしたいのが、インド人をココイチに連れて行き、貴方のお国とどっちが美味いんだ?と聞きたい!笑 とにかく、異文化の人との交流はワクワクしますね。