最近 ”燃え代設計” について研究しています。
燃え代設計とは、木が燃えると表面が炭化して、燃えるスピードが遅くなり、建物の崩壊を防いだり、避難の時間を稼ぐことを目的とした木造の設計方法です。
例えば、キャンプの時、薪で火をおこす際、火がなかなか燃え立たない、いつの間にか消えそうになってるということを経験したことありませんか?割り箸のような木は燃えますが、薪のように太い木は、燃えるスピードが遅くなかなか燃え進まない。
それを建築に活かしているのが燃え代設計です。決められた基準を満たせば、木造であっても耐火建築物となります。
昨日、帰宅途中に、急に目に飛び込んできた建物がありました。
愛知トヨタ ショールーム。今月の初めにリニューアルオープンしたばかりなんですね。
反対車線を走っていた私は次の信号でヘアピンカーブ!( いえ、ただのUターンです。)
近くに車を止めて、写真を撮ったり、じっくり見たりしてきました。
交差点の角にあり、交差点に向かってせり上がる梁、風によって舞い上がるような軽やかな形の屋根が印象的でした。
実はこの建物は冒頭の、燃え代設計を採用しています。
燃え代設計によって、耐火建築物としての木造大空間が実現しています。
車を見るより、天井を見上げたり、空間を気にしてばかりになりそうですが、明るいうちにまた見に行きたいです。
わかりにくい写真ですが、こんな感じです。
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